平成14年1月21日号


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「湊町リバープレイス」7月にオープン

22日からニューシティゾーン開発の募集受付 


大阪・ミナミを変える。音楽シーンを変える・。大阪市が整備中の新しい文化拠点。湊町リバープレイス(浪速区湊町一)が七月にはオープンする予定。

 この湊町リバープレイス(仮称)は、にぎわいを目的に、「ルネサンスなんば」(湊町地区)のウォーターフロントゾーンとして位置づけ、阪神高速道路ランプウェイと一体となった建物と、道頓堀川の遊歩道と連続した立体広場(人工地盤)から構成されている。オープン時には、「なんばHatch」でプロのミュージシャンを招き、ロックやポップスに限らず様々な音楽ファンに楽しんでもらえるようなオープンニングコンサート開催を企画している。

 「ルネサンスなんば」は、国鉄貨物ヤード跡地を中心とした遊休地を有効活用し、従来の交通拠点としての特性を生かしつつ関西国際空港と直結する大阪シティエアターミナル(OCAT)を中心に、多機能複合のまちづくりを進めている湊町地区の愛称。

 周辺環境と調和した広がりのある空間のアメニティゾーン、新しいアーバンライフを提案するニューシティゾーン、シティエアターミナルを核にしたニューターミナルゾーン、道頓堀川の美化と再開発を目指すウォーターフロントゾーンの四ゾーンに分かれ、「湊町リバープレイス」はウォーターフロントゾーンに位置している。

 湊町リバープレイスの建物は、鉄骨鉄筋コンクリート造り地下二階・地上七階建て、延べ約一万八○○○平方~。高さは約四五~で五階以上は八角形のダイヤモンドの形をしている。

 施設は一階に玄関ホールと駐車場(六十六台)を備え、二階に阪神高速道路施設、三階から六階に音楽ホールを整備し、七階にテナントとしてFM大阪が入居する予定だ。

 建物の中心施設である音楽ホールは、千五百人を収容するスタンディングホール。照明や音楽など本格的なプロ仕様の最新システムを装備し、ロックやポップスなど様々なコンサートに対応出来る。平成十三年三月に一般公募で「なんばHatch」と名付けられ、大阪の新しい音楽文化の情報発信拠点となるように整備を進めている。

 また、もう一つの中心施設は、屋外に広がる立体広場。三階のエントランスホールから眼下に広がる道頓堀川沿いの遊歩道まで連なる最大幅約四○~、約二二~の高低差のある約百段を超える大階段と広場(計、約七○○○平方~)を結んで一体利用出来るよう構成されている。水辺に調和しながら多くの人々がここに集い、にぎわうイベントスペースの創出が期待されている。

 このように湊町リバープレイスは、ストリート・ミュージシャンの活動の場や、フリーマーケット、及び新車の展示会など様々なイベントに活用出来るよう整備が進められてきた。その魅力を引き出すのは人々の参画意識の高まりだ。

 大阪市が湊町プロジェクトを進めてきたのは、  世紀時代の大都市再生の具現化。同地区を未来の都市機能を備えた新都心として生まれ変わらせるのが基本コンセプト。

 湊町地区は大阪の中心街・ミナミに位置し、また若者の集う拠点・アメリカ村に近く、先進の複合機能を持つ新都心として大きなポテンシャルを秘めている。こうした恵まれた立地を背景に新しい文化拠点の構築を目指すことになった。

 また、大阪市のほぼ中央に位置する同地区では国際都市・大阪としての構造再編・強化と都市機能の充実を狙いに大規模な開発プロジェクトが進行している。現在、旧国鉄貨物ヤード跡地を中心とした遊休地を有効活用し、関西国際空港と直結のシティエアターミナルを中心とした多機能複合都市「ルネサンスなんば」として生まれ変わりつつある。

 「湊町リバープレイス」は、このエリアの北端に位置し、音楽を中心とした情報発信拠点として都市機能の一翼を担うことになる。

 大阪市の関係者は、「今後も引き続き湊町リバープレイスが市民に広く親しんでもらえるよう積極的にPRを行い、大阪から音楽を中心とした豊かな文化を日本全国に発信していきたい」と、話している。

 一方で大阪市などはこのほど、JR難波駅南側の「湊町地区ニューシティゾーン」(浪速区湊町二丁目)の開発について、民間事業者を募集するコンペ方式で実施することを決めた。民間のアイデアと資金で、文化創造や情報発信などをテーマにしたまちづくりを目指すのが狙い。

 湊町ニューシティゾーンは、JR難波駅・OCATビルの南側にあり、大阪市や都市基盤整備公団、JR西日本などが所有する約四万平方~を開発する。今回のコンペでは、同市と同公団が所有する用地約二万平方~の分譲や定期借地権方式で事業者を募集するもの。他の用地についても平面計画など企画提案を募集する。

 同ゾーンは、南北に貫く中央広場をシンボル空間として設け、ゾーン内の施設などの連携を図り、「交流、文化創造、情報発信」などをテーマとするまちづくりを進めていく。

 コンペは同市と同公団などが主催。十五日から募集要項を配布し、二十二日から資格審査の申込みを受付を行い、五月下旬に事業予定者を決定、発表する。

発行所:大阪ジャーナル