平成14年1月21日号


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バレーボール第8回Vリーグ女子大会

東レ・アローズ6連勝と絶好調!


 バレーボール第8回Vリーグ女子は、いよいよ二十六、二十七日から門真市のなみはやドームなどで後半戦!一昨年末の開幕戦から東レ・アローズが絶好調だ。追いかけるのは、久光製薬・スプリングアタッカーズ、NEC・レッドロケッツ、パイオニア・レッドウィングス、シーガルズ。前回覇者の東洋紡・オーキスは開幕戦からつまづき波に乗れない。JT・マーーェラスは苦戦が続いている。

 二十六日、二十七日の両日、門真市の門真スポーツセンター(なみはやドーム)で行われる試合は次の通り。二十六日は午後三時三十分から、武富士・バンブー対JT・マーーェラス戦と、引き続いて、NEC対パイオニア戦。二十七日は午後二時から、久光製薬対JT戦と、引き続き、パイオニア対シーガルズ戦の合わせて四試合が行われる。

 また、注目の東レは二十七日、京都府立体育館の第二試合でデンソーと戦う。第一試合は東洋紡対NEC戦で午後一時五分のスタート。両試合はNHK・BS1で中継される。

 さて、昨年末に開幕した第8回Vリーグ。注目は、全日本のエース・熊前知加子が所属する東レ・アローズだ。六連勝と負けなしの絶好調ぶり(記録は全て十八日現在)。開幕戦二試合を本拠地の大津市で初めて戦い、二連勝と調子よく発進。地元・滋賀県、大津市の全面協力と会社のバックアップが選手のやる気をパワーアップさせている。

 達川実監督は「初心に返り、チャレンジ精神で戦う」と宣言。選手たちとを引っ張っている。熊前と向井久子の両エースがチームを盛り上げ、移籍の小玉佐加子(セッター)が加わり、「チームカラーがガラリと変わった」(達川監督)。

 連勝記録をどこまで伸ばせるかが楽しみだ。

 追いかけているのが、久光製薬・スプリングアタッカーズ。同社のV1リーグチームを吸収し、Vリーグ1の大所帯となったが、選手の層が厚くなり、アビタル・セリンジャー監督の起用法も幅が出てきた。

 成人の日を挟んだ十二、十三、十四日は三連戦だったが見事三連勝を飾った。セリンジャー監督は「初めての経験だ」と喜ぶ。

 このチームも明るい。リベロの高橋幸子は「ウチのバレーはみんなでつないで、上げて、喜ぶ」。

 移籍の落合真理は、この日が成人式だった。「勝って嬉しい」と手放しで嬉しそうだった。

 前全日本監督の葛和伸元監督率いるNECは三位に甘んじている。上位の東レ、久光製薬に負けているからだ。「今リーグは混戦模様」(葛和監督)の通り、ほぼ全日本メンバーのNECとて、頭一つ抜け出せないでいる。

 四位は山形県天童市に本拠を持つパイオニア。善戦している。アビタル氏の父親であるアリー・セリンジャーコーチは常々「日本の選手は実力がピークに達する前に引退してしまう」と言う。「結婚して三十歳過ぎてもパワーアップする」が持論だ。

 人気者・斎藤真由美と椿本真恵(さなえ)は二人とも結婚している。椿本は「今年が最高の年」と断言するほど調子がいい。アタック決定率もリーグで十五位と健闘している。

 昨年秋、本拠地を富山市から岡山市に移したシーガルズ。河本昭義監督の出身地。昨年は第2回Vカップで見事優勝を果たした。

 開幕戦はその勢いがあったが、ここ最近は苦しい戦いが続いている。二十七日には初戦以来の大阪登場となる。河本マジックに期待したい。

 意外な結果なのが、前回優勝の東洋紡だ。初戦のパイオニア戦でつまづき、ずるずると負けがこんできている。十三日のJT戦で久々に勝ち、柳本昌一監督も「それぞれの選手が力を出してくれた。歌舞伎の顔見世興行や」と上機嫌だったが、翌日の久光製薬戦をフルセットの末に負けると、「こちらがリードしていたが・」と悔しがった。

 選手個々の実力があるだけに、柳本監督の悩みも深い。

 二十六日の武富士とデンソーは主力が伸び悩み、故障選手もおり、下位に低迷。両日登場するJTは、九チームの中で唯一勝てない。一柳昇監督の悩みは深刻だ。昨年、廃部となった日立から谷口雅美、宝来麻紀子らを補強。実力を出し切っていない。全日本の控えセッターでチームから離れていた西堀育実は、自チームへ戻れば正セッター。後半戦、西堀と心中すべきだろう。全敗してもいい、という開き直りの気持で後半戦に臨んでもらいたい。毎回熱心に声援している応援団、ファンのためにも。

 

発行所:大阪ジャーナル