平成14年2月1日号


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第6回「大阪わいわいミーティング」

テーマ「大阪の『食とみどり』を考える」


 太田房江知事は公約の一環として、府民と直接対話し、意見・提言を求めるための対話事業「大阪わいわいミーティング」を開催しているが、第6回は昨年十一月二十七日午後二時半から熊取ふれあいセンター(町立総合保健福祉センター)で府民百三十二名の参加を得て、活発な意見交換を行った。「大阪の・食とみどり・を考える」・府民とともにめざす豊かな「食とみどり」の創造・。以下は発言要旨。なお、太田知事は対話事業の前に堺市の堺酪農団地、熊取町の長池オアシスを視察した。

 

 冒頭、知事があいさつ。「今月二十一日に二頭目の狂牛病(BSE)の牛が確認されました。皆さま方も不安を感じられておられると思いますが、ここではっきりお伝えしたい事は、先月十八日からの全頭検査では、すべて陰性が確認されております。この機会に食肉の安全性について、今一度消費者の皆さまに訴え、適切な判断・対応を求めていきたいと思っております。

 大阪の面積の約半分は農地や・みどり・に当たる自然資源です。これらを大事にしようという事で、「大阪府新農林水産振興ビジョン(案)」の策定を進めています。この新ビジョン(案)では、恆蜊繧食べよう暾恆蜊繧たがやそう暾恆蜊繧歩こう揩ニいうように・食とみどり・を守るための六つの取り組みを掲げています。

 ・みどり・を守り子孫に伝えていくという事は、言うは易し、行うは難く、特に大都市においては、難しい課題ですが、こういう時代だからこそ、私たちは大阪の・みどり・、土地を守っていかなければならないと思います」

 続いて参加者からの発言。

・農家女性の起業による「顔の見える農業」の実践事例・

 「私たち農家の女性たちは有限会社を設立し、地元で採れた農産物を加工、安心・安全な加工食品を作っており、今後は学校給食にも供給したいと考えています」

 「朝市は毎週日曜日に開いており、多い時には八十品目を取り扱い、自然な低農薬の野菜として、また、どこで誰が作ったものか分かる・顔の見える・、安心・安全なものとして消費者に好評です」

 

安全確認を旗印に大阪の都市型農業を広めたい

安心して酪農が出来るよう狂牛病対策に尽力を

 

・府民に対する安全で新鮮な農蓄産物の供給(農業関連)・

 「岸和田で軟弱野菜(菊菜・小松菜・ほうれん草など)を一年中栽培しています。環境に優しい農業という事で、低農薬あるいは低化学肥料栽培を目指していますが、低農薬では、温かくなると害虫が大量に発生します。例えば、害虫を殺さず、匂いで追っ払ったり、天敵をもっと研究して農薬を減らすとか、そのような研究にご支援を頂きたいと考えています」

・府民に対する安全で新鮮な農蓄産物の供給(蓄産物関連)・

 「私は熊取町で酪農をやっています。安全で高品質な乳牛の生産に努力していますが、BSE(狂牛病)の影響で乳の出が悪くなった牛が売れなくなったため、資金繰りに困っていますので、安心して酪農が出来るようにご尽力をお願いします」

・知事の発言・

 「これからの大阪の農業は、消費者の一番近いところで目に見える農業をしている事をもっとPRして、安全を訴えていけば大阪府民の皆さんをはじめ、関西の方々に受け入れられるものではないかと思います。

 狭い土地で知恵を生かしながら、生産性を上げ、安全を確保し、おいしさを作っていくといった大阪の都市近郊農業の大事な特徴を見直し、行政だけでなく、消費者の皆さんと一緒になって、安全の確保という事を旗印にして、ぜひ・顔の見える農業・、・都市型農業・を広めていきたいと思います。

 生活者である女性が・安全・新鮮・を売りにして、加工食品を作り、販売するという事は、まさしくベンチャーだと思います。ぜひ、大阪府内の女性の方にどんどんチャレンジして頂きたいと思います。

 BSEの件では、酪農家の皆さんも大変な思いをされていると思います。大阪でも検査したものは、絶対に安全です。国にも感染原因とルートの早急な解明をしてもらい、酪農を含めた大阪農業を守るためにも私を含めて美味しいものは食べて楽しみましよう」

    (6面へ続く)