平成14年2月1日号


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ディズニー映画

「プリティ・プリンセス」

(配給ブエナ・ビスタ・インターナシナル)

新星A・ハサウェイ主演、  世紀のシンデレラ映画誕生

数千人から大抜擢、十代とは思えない繊細な演技は抜群


 現在、OS劇場と千日前スバル座などで公開中のディズニー映画「プリティ・プリンセス」(配給ブエナ・ビスタ・インターナショナル)が話題を呼んでいる。

 十二年前「プリティ・ウーマン」で、ジュリア・ロバーツを一躍スターダムに押し上げたゲーリー・マーシャル監督が恆謫のJ・ロバーツ揩見つけた!

 主演のアン・ハサウェイは数千人の若手女優から大抜擢。十代とは思われない繊細な演技力で、シンデレラ・ストーリーをトゥルー・ストーリーに仕上げた。

 また、ジュリー・アンドリュースが三十七年ぶりにウォルト・ディズニー

映画に出演。あの「メリー・ポピンズ」以来なのだ。こちらは貫禄の演技で楽しませてくれる。

 アメリカで最もロマンチックな街・サンフランシスコ。ゴールデンゲート・ブリッジを見下ろす丘の上でミア(アン)は、芸術家の母親ヘレン(キャロライン・グッドール)と猫のルーイと暮らしていた。

 ミアの毎日はそんな街とはほど遠いものだった。極端に内気でドジなため、親友で毒舌家のリリー(ヘザー・マタラーゾ)と、その兄マイケル以外とはまともにコミュニケーションが取れない。クラスメートにとっては物笑いの種で、憧れのジョシュに想いを打ち明けることも出来ない。

 そんなミアに、思いがけない知らせが届く。一度も会ったことのない父方の祖母クラリス(ジュリー)が会いに来るという。しかもヨーロッパから。

 両親はミアが赤ちゃんの時に離婚。父はそれ以来、誕生日のプレゼントと愛のこもった手紙を送ってくれていたが、先月事故で亡くなってしまった。父への想いを胸に抱き、祖母を訪ねるミア。だが、なぜかそこはジェノーィア国の領事館だった。

 なんと、祖母は女王陛下だったのだ。そして、ミアに向かって「あなたはジェノーィアのプリンセス、アメーリア・ミニョネット・サーモポリス・レナルディです」と宣言した。びっくりするミア。父はアメリカ留学中、母と恋に落ち、学生結婚した。が、兄の死によって王位継承者となり、妻とミアを愛しながらもジェノーィアへ戻った。

 祖母の女王はさらに驚くことを告げた。「息子の亡きあと、あなたは唯一の王位継承者。つまり未来の女王なのです」と。ミアは突然降って湧いたような話にパニック状態。目立つことが大嫌いな彼女は王位継承権を放棄しようとするが、亡き父への想いから祖母の提案を受け入れるのだった。

 おとぎ話なら、ハッピーエンドなのだが、現実はそうはいかない。やがて、女王の願いでプリンセス教育が始まった。

 ビューティー・エキスパートの手により、見る見る美しくなっていくミア。しかし、王室マナーのレッスンでは、いつもの彼女に逆戻りでドジばかり。祖母の女王は頭を抱える。

 だが、ミアの憂慮をよそに、プリンセスと分かったことで周囲の目はガラリと変わった。今まで冷たかった憧れの男の子まで優しくなった。だが、プリンセスにとって、一番難しいのは、本当の自分を分かってくれる人と恤£ハの恋揩することだった。

 ゲーリー・マーシャル作品には欠かせないヘクター・エリゾンドが女王の右腕保安局長ジョーを飄々と演じている。

 製作にホイットニー・ヒューストンが加わっているのも話題。原作メグ・キャビット。脚本ジーナ・ウェンドコス。音楽ジョン・デブニー。サントラ盤はエイベックス・グループ。