平成14年2月21日号


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6月、水都大阪再生へ「水の都大阪再生協議会」開催

1極是正へ大阪、岐阜、岡山3府県で知事会議を開催


 それから二番目は、国が今年、税制改革を中心に、特殊法人改革も続くし、「構造改革にはひるまない」と小泉総理はおっしゃっているわけですから、議論が続いていくと思いますけれども、国のさまざまな議論に主体的に参画をしていくと申しますか、提案をしていきたい、こう思っております。税制改革もそうですけれども、都市再生におきましても、あるいは、これから経済の問題をどうするのか議論になってくると思いますけれども、その過程で、東京での議論は、やはり東京をスタンダードと考えているんですよ、自然に。それを私どもが正しい方向に誘導する役割があると思いますので、そういう事を含めて国の議論に参加をしていきたい、提案をしていきたいと思っているんです。

 その前提として「ワーストワンからオンリーワンへ」という事を年頭から申し上げておきましたけれども、やっぱり情報戦略の時代です。ここ数日のいろんな動きを見ておりましても、情報が相当大きくウエートを占めますから、国の議論に参画するという事も情報面へのインパクトを含めて考えていかないといけません。そういう意味で、関空の担当者を設けるとか、東京事務所をより活性化するとか、いろんな事を考えております。皆様方を含めて、東京一極集中のスタンダードがこれから国の議論で本当のスタンダードにならないように、私も情報戦略を含めて、大いにリーダーシップを発揮していきたいと思います。

 最低限二つの事を申し上げましたけれども、大阪再生の方向は依然として変っておりません。経済は厳しいですけれども、一部には昨年十二月の失業率が近畿圏六・一%、全体五・六%という事で、いろんな見方があるでしようけれども、大阪が頑張って踏んばって、そして再生へ道筋をつける年にしたい、こういう風に思います。

 今日の一つ目は「水の都大阪再生協議会」、仮称ですけれども、これを三月下旬には立ち上げようと思って、今準備を進めております。

 先週、準備会を開催いたしました。日程や構成メンバーは調整中ですけれども、府、市協調の最大プロジェクトであります水の都「水都・大阪の再生」という事を具体的にどのように構想し、実現していくのか、その中身をこの協議会で決めていきたいと思います。十四年度中という事を目途にしておりますけれども、当然国の予算に反映させなくてはならない事は、六月ぐらいですかね、出来るだけ早く国に赴いて、措置されるべき事は措置して頂くように働きかけていく積もりです。もちろん市長と一緒にやります。

 二○○三年三月には「世界水フォーラム」、これは滋賀県、京都府、大阪府の三府県共同開催になりますけれども、これに向かって非常にいいタイミングで水都・大阪の再生という事を膨らませていきたいなと思っているんです。基本コンセプトは、何回かお話しましたけれども、緑がないと言われる事に対しては水があるよというような事を含めて、大阪府民にもう一度水の豊かさという事、八百八橋と言われた事を認識して欲しいと思います。また大阪府民以外の人、世界中に、やっぱり水の都というのは憧れなんだから、ぜひ認識して頂く機会を二○○三年の水フォーラムに向けて作っていきたいと思います。

 これはもちろん、私どもだけではなくて、経済界とか  世紀協会とか、私どもの持っているさまざまな原動力をフル動員しないといけないと思います。一言で言えば、これまで川にお尻を向けて建っていた建物を、川に向かって、川と一緒に生活するというか暮らす形に持っていくという事なんですけれども、最初に道頓堀川の周辺からやろうという事で今、市長さんと話をしております。そして、最終的には大川を含めて、ぐるっと回遊出来るようにしようという事なんですけど、今の絵は大分欧米化の感じなんです。中にはゴンドラが浮かぶんですかという人もいるけど、歌舞伎の役者さんが、あそこをこうやって下るんだからゴンドラはないだろうと思いますが、それを含めて、本当にどういう形が一番大阪らしいのか、オリジナリティーを持った水都・大阪にしないといけないと思います。ベニスになっちゃ困っちゃんでこういう事をきちっとここの中で協議していこうと思います。

 二つ目は、岐阜県、岡山県との知事懇談会で、資料はすでにお配りしてあろうかと思います。

 なぜ、岐阜県と岡山県なんだとお思いでしようが、大阪には県人会って全国のものがあるんですよね。北海道から全部あるんですよ。岐阜県の梶原知事さんが、そういう時によく来られるんです。その時に、私、お邪魔をしまして、梶原知事さんといろいろお話をしまして、梶原知事さんは先輩知事さんであり、早くから地方分権という事を訴えられて活躍してこられた有名な知事さんですけれども、その知事さんが「やっぱり大阪が頑張らないと一極集中は是正できないんだ」という事をその時に強くおっしゃって下さいました。やっぱり大阪の再生にとっては近畿は一つ、関西は一つ、兵庫県や京都府や、この圏内の府県を大事にする事を考えて一緒にやっていくという事、これはもちろん大事なんですけれども、私はやっぱり今、それだけにこだわっていても、都市間競争には勝てないし、また一極集中も是正出来ないと思っております。

 せっかく梶原知事さんが「大阪が頑張る事が大事だと、自分たちも大阪と連携していきたいんだ」という事をおっしゃって下さったので、じゃ、岡山県にも入ってもらったらと。私も岡山にもいましたし、梶原知事さんと岡山県の石井知事さんは、ご案内の通り今の国土交通省で先輩後輩の間柄でもいらっしゃいます。そういう事だったら近畿の外を広域に私が連携をしていくという役割は、大事な役割ではないだろうか、こう思いまして三府県知事会議をやろうという事にしたんです。トップダウンで決めました。

 中には、東京一極集中を是正するためには、東海と近畿が結ばなきゃだめだとおっしゃっている有識者もおられます。そうかもしれません。しかし、そう一朝一夕にはいきませんから、もちろん関西は一つという事を中心に据えながら、その他の取り組みについても積極的にやっていきたいという思いで今回のこの三府県知事会議はやります。

 もちろん、第一歩ですから、次の機会にどんどんと何か三府県の連携事項が出来るとか、そういう事ではなくて、むしろ出来るだけ長期に続けながら、民間を含めて、経済界を含めてどういう事が連携出来るのか、一緒に出来るのか、模索をしていきたいなという風に思っているんです。とりあえずは、二月十五日金曜日にはITによる産業振興という事をテーマにしてやります。  (3面へ続く)