平成14年2月21日号


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元気の素「わいわいミーティング」今後も直接交流で

ハンセン病元患者の社会復帰へ最大限のバックアップ


 岐阜県はIT戦略本部のメンバーでもいらっしゃいます。これは、地方を代表して入っておられます。

 それから、岡山県は、私がおります時からやっておりましたけれども、いわゆる岡山情報ハイウェーという官主導型の情報ハイウェーを整備した数少ない県の一つです。大阪も若干遅ればせながらではありましたが、IT都市形成に向けて大きく歩を踏み出しているわけですから、この西日本におけるIT先進三府県がこのテーマについて話し合いをするという事は、その他への波及も含めて大きな意味があるんじゃないかなと思っております。

 もちろん三重県知事さんや滋賀県知事さんが、いろんな事をおっしゃっているのは私も承知しておりますので、他を排除するとかそういう事ではなくて、これを一つのきっかけにして、西日本のIT基盤をより高めていくという事の一つの原動力にしていきたいと思います。

 三つ目は「わいわいミーティング」ですが、お蔭様で第七回目を迎える事になりました。少ない時でも百人、多い時には五百人で、いろんな形のものをやってまいりましたけれども、皆様方の中からは「わいわいミーティング」の時が一番生き生きしているという風におっしゃって下さる方もおられます。私自身も緊張はしますけれども、やっぱり元気の素を頂いているなという気持のほうが大きいので、これからも大いに続けていきたいと思います。七回目は二月十三日水曜日、箕面市にあります箕面育成園、これは知的障害者の方の厚生施設ですが、ここで保護者の皆様方、もちろん入所されている方、地域の支援者の方、約百名と、「障害者が安心して暮らせるまち」という事をテーマに「わいわいミーティング」をわいわいやろうと思います。対話の前には何時も施設などを見て回っていますけれども、今回は府営箕面桜住宅グループホームで実際に暮らしておられる障害者の方々と話をしたり、暮らしぶりを拝見して意見を聞いたりしようと思っております。八百八十万も府民がいらっしゃるので全部というわけにはいかないけれども、フェース・ツー・フェースの数少ない、いい機会にしていきたいと思います。

 

元気の素「わいわいミーティング」今後も直接交流で

ハンセン病元患者の社会復帰へ最大限のバックアップ

 

 それから先般、一月十五日にハンセン病の元患者の皆様方が府庁に来られました。これは、先般、岡山県の二施設に行った時に、昔、大阪府庁に入れなかったというようなお話を聞いて、出来たら大阪府庁にいらして下さいねという事を申し上げていたのが実現する事になったわけです。この時に代表の皆様方といろいろお話し合いをしました。お約束した事も幾つかございました。今回、六つの事を決めましたので、この機会に皆様方にご報告しておきます。

 その際に私のほうからお約束した事は、一つは総合的な相談窓口を設けます。これから大阪に帰ってきて暮らそうと、社会復帰をしようという方々が、躊躇なくいろんな事が相談出来る相談窓口、これを感染症難病対策課を窓口にして府庁内に設置いたします。

 それから二つ目は、啓発にも力を入れます。なぜ当時、このような差別とか偏見が起きたかという事をきっちり調査して発表しますという事を約束しましたが、その調査報告書がまとまりますので、作成・配布をいたします。

 それから三つ目に、広く差別の解消、尊厳の回復を図るために、研修会、講演会、療養所入所者との体験交流などを実施します。これらはその場でお約束した事ですけれども、これに加えて三点あります。

 一つは府営住宅への入居。これは、今までも福祉世帯向け優先枠という事を設けてまいりましたけれども、この対象を拡大しまして、これから社会復帰をされようとする元患者の皆様方に府営住宅に住んで頂ける途を開く事にいたしました。

 それから、もう一つは里帰り事業の拡充です。

 これは岡山県だけでなくて、熊本や、その他の療養所におられる方々が大阪に帰りたいという場合に、三年に一回程度、里帰り事業というのをやっていたんですけれども、これからやっぱり社会復帰という事を本格的に考えなくてはならない時期なので、単に来て頂いて、大阪は変わったなと思って頂くだけではなくて、社会復帰への足掛かりともなるように、宿泊を増やすなど、拡充していきたいと思います。

 六点目として、府立の医療機関も、これからは元患者の皆様方も行かれる事になるわけですから、診療体制の整備をきちんとしておくために、ハンセン病診療研修という事に派遣する研修自体は国がやりますが、そこに府立の医療機関に勤務する医師等を派遣いたします。

 以上、お約束した事を含めて六点、この機会に決めましたので、皆様方にご報告をしておきます。

 一月十五日の時に、出来る限りの事はしたいという事を今一度心に決めたわけですけれども、予算編成の中でも精いっぱい努力をして、元患者の皆様方が社会復帰を円滑に出来るように、最大限の事をやっていきたいと思います。

 ここから府政記者会と質疑応答。

・行財政計画(案)の「三つのS」の内、「セーフティー」でお伺いしたいんですけど、安全なまちづくり条例を今、議会のほうに提出へ向けて準備されていると思うんですけど、大阪府警の見解と府庁側のほうの見解が今対立していて、なかなか決着を見ていないとか。この分でいくと、二月の条例提出も難しいんじゃないかというような・。 

 鉄パイプ等の取り扱いとか、あるいは学校の安全等について、大阪府警側は規制を厳しくと、どっちかというと、そういう姿勢というんですかね。スタンスがね。府庁側は、もうちょっと緩めていいんじゃないかみたいな、どうもそこのところで・。

 「緩めるのと違うんですよ。国で言えば罪刑法定主義というのがありますけれども、一般論としては国民の権利を制限するという事になる場合には、やはりきちんとそれを法律で決めて、むやみやたらと広がらないように、あるいは適切な規制が行われるようにと考えるのは、これは条例を提出する者として、当然の義務としてご相談しておかないといけないわけで、警察と相談しているんです。その過程で、いろいろ議論がある事は事実ですけれども、これは通常ある議論で、対立していて収束出来ないとか、そういう事じゃありません。当然、二月議会に提出する前に収束をさせます。

 いろんな議論がある事は、これ自体は、私はそんなに目くじらを立ててどうのこうのという事じゃないと思うんですよ。いろんな識者の方が入って、いいところに、いい形の条例にして頂くという作業の一環ですから、そこはご理解頂きたいなという風に思います」

    (4面へ続く)  

発行所:大阪ジャーナル