平成14年2月21日号


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名護市長選の結果はやはり米国の属国という厳しい

理想より現実を市民は選び、正義よりまずは仕事を


 「名護市長選雑感」

 名護市長選は今回も基地誘致派が勝った。同時多発テロ事件米軍のアフガン爆撃で沖縄基地へのテロ報復が心配されていた。それでも勝てなかった。改めて沖縄の基地問題の難しさを知らされた。三十数年前に初めて沖縄へ行き、その美しさに魅せられ、かの地の事を書いたり発言している。沖縄の知人は知らないのに沖縄を語るなと言う。それでも続けているのは現実があまりに酷いからだ。「蟷螂の斧」にすぎなくても発言は続けたい。世の中がスマートになり、安易に妥協する人が多くなった。妥協して生きる事も必要であるが、重要な事は妥協すべきでない。安易な妥協や「事なかれ主義」が今日の混乱を招いている事も忘れてはならない。選挙の結果は名護市民の意思だから真摯に受け止めろと言う。確かにそうかもしれない。しかし、つまらない政党間の争いで選挙の票に響くのは困る。人間のための政治が、人間を不幸にしている現実は悲しい。世の中にはおかしい事が一杯あり、それをどうする事も出来ない現実がある。諦めて現実に妥協するのも一つの生き方。これは違うと立ち向かうのも一つの生き方。それぞれの信念に従って生きれば良い。しかし、何が本当に良いのかは、物事の難易さでなく、正義で決めるべきである。人間に生まれたからには、人生を価値あるものに使いたい。現実を知らない甘ったるい理想論だと批判されて も今回の名護市への基地移転(新設?)はおかしい。現実は無情であってもそれを訴え続けたい。最後に厳しい現実の中で一万を超える多くの市民の、基地反対の声に拍手を送りたい。それにしても大切な選挙が政党の争いにされたのが返す返すも残念でならない。

・写真・

基地反対を訴える立て看板(名護市辺野古)。どんなに反対を訴えても多数決で建設されてしまう現実をどのように考えればよいのであろうか。  

3面から続き

 審議室答弁「最終的には、罰則規定を伴う規定ですので、知事の話にございましたように、地検にもご相談しています。そこで答えが出来てくるであろうと思っております。地検がその規定を発動して起訴し、公判維持を行うわけですから罰則規定を伴う条例については、地検とご相談をするというルールになっておりますので、警察も知事部局のほうもそういう手続きになっている状況でございます」

・警察、それから地検ですよね。捜査当局のほうの意見を基本的には尊重するという方向で考えているという事でよろしいですか。

 「今いろいろおっしゃって下さっているのは地検のほうで、やっぱりきちんと、規制というのはどの範囲にとどめるべきかという事を、これまでの判例とか全部含めて見ておられるところですから、私どもより知見があるんですよ。そこに今ご相談していて、多少ご意見を頂いているんですけれども、私どもと三者で相談していきます」

・最近、関西の三空港について、多少見直しのほうが、必要になってくるのではないかというご発言をされているんですけれども、具体的にはどのようにお考えですか。

 「具体的にというのは、なかなか今の時点では言い切れないんですけれども、私が言いたいのは、去年一年、関空の議論をいろいろしてきて、国とも議論する中で、三空港についてそれぞれ当初計画がありますが、これを既定の事とし、漫然と進めるというのはないなと。やはり三空港の在り方について、地元も主体的に考えていかないと、これだけ公共工事改革、公共事業改革、特殊法人改革について国全体で議論されている中で、関西だけには、これまで通りの計画でやりますというわけにはいかないというのが実感です。これは経営改善から、事業費の見直し、その他さまざまな形態があるわけですが、無傷じゃ済まないというのは実感として感じたので、申し上げております。実際、今の計画通りにはいかないと思います。やはり関係自治体や経済界が危機感を持ち、汗をかかなければならないと申し上げたのです」

・昨日も経済界のほうから、神戸空港の事業の見直しみたいな話も出ているんですけれども、特に・。

 「経済界から?」

・いえ、経済同友会のほうからです。

 「ああ、同友会ですね」

・はい。普通の旅客だけじゃなくて、航空貨物という面からも、関空と神戸空港の協調というんでしよおうか。そういう意味での見直し的な部分も必要になってくるんじゃないかなとも思うんですが。

 「私一人で独断専行というわけにもいかないので、国も含めてよく相談していきます」

・さっき、何らかの汗をかかないといかんとおっしゃいましたけど、これは関空も神戸も汗をかかなあいかんという事でよろしいですか。

 「三空港全部です。もちろん、私が一番責任を持つべきなのは、関空の利用拡大です。これについてもっと汗をかくべきですし、経営改善についても株式会社と話をしていきます」

・関空の努力に比べて神戸の努力は足りないという風な事は・。 (7面に続く)

発行所:大阪ジャーナル