平成14年3月1日号


1ページ

 

  

 


知事臨時記者会見

財政難のなか創意と工夫で改革元年予算

恆蜊繧フ未来へ投資揩ネど3本柱で再建へ


二月定例府議会が二月二十七日開会したが、それに先だって太田房江知事は同二十日臨時記者会見を行い、同議会に提案した平成十四年度当初予算案について同案の特徴と予算編成の取り組みなどについて語った。以下はその要旨。


 平成十四年度の当初予算案について、全体を見通して、来年度予算の特徴ですとか、あるいは特に配慮した点についてお話をしたいと思います。

 平成十四年度は「改革元年」であります。行財政計画に盛られました内容を確実に、着実に実行に移す「改革元年」という事で、私としては「改革元年」と言えるにふさわしい予算編成に心掛けたつもりでございます。そして、意識改革はもちろんの事、将来に対して、府庁の職員も、そして大阪府民も、少しでも希望が持てるような予算にしたいという思いで、大変苦しい中ではありましたけれども、創意と工夫を凝らしたつもりでございます。

 計画案で示した改革メニューというのは出来るだけ前倒ししてやるようにという事を指示してきまして、今日「改革工程表」、「行政評価レポート」、それから「公の施設改革プログラム」という三点セットも合わせて公表いたしました。その中の内容と、今日お話する事と多少ダブリますけれども、十四年度の姿をよりよく知って頂くために、少しそれにも触れながらご説明させて頂こうと思います。

 編成方針ですけれでも、改革元年にふさわしい内容にという事でありまして、特に平成十四、十五、十六年は集中取組期間という事ですので、最初の年、これは十年間の最初の年でもあるし、集中取組期間の最初の年でもあります。やはり計画が着実に実行出来るかどうかは、この改革元年にかかっているという事で、呼び声だけではなくて、予算の中に、あるいは条例の中に改革の実行という事が示せるように、さまざまな留意をいたしました。

 ただ、一部どうしても、市町村をはじめ、いろいろご相談をしなければならない部分というのが残らざるを得なかったという事はございますけれども、それを除いては大体、私は中身は確定出来たのではないだろうかという風に思っております。

 今回、こういう厳しい財政状況の中にはありましたけれども、三つの柱を立てました。一つは、改革元年という事で「しっかりと行財政改革を進める」という事。それから、二つ目が「大阪の未来へ投資する事」。構造改革という事の中身を私なりに考えてみたのですけれども、やっぱり行財政改革と、それから都市の改革と、私は両方相まって初めて大阪版の構造改革と言えるのではないかという気持を持つようになりました。つまり、身を削って屋台骨をしっかりさせる、スリム化をして屋台骨をしっかりさせると同時に、施策の中身を再構築していくわけですから、その再構築の中身は、未来への投資型、つまり都市改革に資するものでなくてはならないと思うのです。ですから、この二つは、私は改革の中身だと思っております。

 そして、三つ目が「安全・安心を守る」。これには後でお話をしますように、セーフティーネットも含まれております。セーフティー・アンド・セーフティーネットと、こういう事だと思うのですけれども、私は三番目の安全・安心を守るというのは、この二つの大阪版構造改革を進める上での触媒的な役割を果たすもの、まさにセーフティーネットです。私はこの三本柱というのは、ある意味では太田府政の一つの骨格となっていくのではないだろうかという風に思っております。

 それで、今回は、特にこの安全・安心を守るという観点から、再生予算枠というのを、一般財源で二十億円、総事業費三十六億円という事で、別枠として措置をして、工夫を凝らしたつもりでございます。

 予算規模は三兆一千六百七億円、特別会計は八千三百四十二億円という事ですから、まあ、四兆弱、それから伸びは一○○・一%、ほぼ十三年度並みという事であります。中身を見ますと、大どころが制度融資の拡充に伴う五百二億円の増と、それから企業局事業の収束に向けた取り組み二百二十九億円、これらの二つの要因が大きいので、いずれもやらざるを得ないものというのはご理解頂けるものと思いますけれども、これを差っ引きますと二・三%の減という事ですから、緊縮型予算と言っていいと思います。

 なお、建設事業費は、さらに十三年度から一○・七%ダウンいたしましたので、バブル期の十年前に比べますと、本当に予算も様変わりしたなあと、構造改革型になってきたんじゃないかなと、こういう風に思います。

 歳入のほうは、十三年度当初予算に比べますと、府税が六百六十五億円、五・三%減という事で、中でも法人二税が厳しい状況が続いておりまして、三・三%、百四十三億円の減です。

 これは十三年度に比べての数字です。

   (2面へ続く) 

発行所:大阪ジャーナル