平成14年3月1日号


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弱者を暴力から守るなど犯罪防止、取締り強化に全力

まちの美化、バリアフリー化など安全なまちづくりへ


3面から続き


 それから、さきほど行財政改革のところで申し上げるべきでした、府の大学、病院、それからもう一つ、医療費助成、これについては来年度一杯で中身を明らかにするという事で、この部分が大きなところが少し残っているという中身です。

 次に自立支援型ですけれども、高齢者、障害者、保育、それぞれについて目一杯、出来る限りの充実をしました。都市はご存じの通り急速に高齢化が進んでいますし、保育所についても、大阪は待機児童が非常に多いと言われています。ですから、この機会に、今医療についても、福祉についても基礎構造改革が進んでいますけれども、それに歩調を合わせて、きめ細かな、私どもがやるべき事はきちんとやっていくべき事を十四年度から充実していこうという気持で条件整備をしたつもりです。

 特徴的なものは、例えば引き篭りがちな高齢者、これらの方々の介護予防をサポートする人材養成をやろうとか、これはNPOを活用するものです。それから自閉症児に対する相談や就労支援、療育、情報提供、いろんな事をやる「自閉症・発達障害支援センター」の設置。それから、デジタルデバイドが障害者についても非常に大きくある。これもぜひやってもらいたいという事を言われていましたから、そのための「ITサポートセンター」の設置など、私どもの大阪府として特徴のある事を展開いたします。

 全国ベースで展開されている施設の整備、それから保育内容の充実という事についても思い切った事をやろうと思いまして、施設につきましては、例えば特別養護老人ホームが十三年度の二十一カ所から三十カ所。デイサービスセンター、在宅介護支援センターとも、それぞれ、十三年度に比べるとかなり増えます。保育所も四カ所から十カ所と新設分を増やすほか、内容的にも駅前で便利に母親が保育に活用出来るというような保育所の分園制度で展開するものとか、ありとあらゆる手段を活用して数だけではなくて質の面でも皆さんに喜んで頂ける施設にしていきたいと思っております。それから、保育の内容についても、例えば延長保育は五百二十九から五百四十四というように伸ばしているんですけれども、乳児保育、一時保育、休日保育、それぞれ箇所数を増やしました。

 さらにグループホーム。この間、箕面のグループホームへ私も行ってまいりましたけれども、高齢の知的障害者の方が、もう本当に生き生きと暮らしておられる。だけど、国のグループホームの制度は非常に厳しい。NPOの方からも意見があって、NPOが民家等を改修して安価に痴呆性高齢者グループホームとして活用して、お世話もして下さるというような場合は、ぜひこのグループホームの整備をしていきたい。これは府単独ですけれども、やっていこうと思います。

 府として特徴を出しながら、つまり、きめ細かな、地域の実情に即した対応を図りながら、一方で抜本的な基礎構造改革が進む福祉・医療に対応すべく、施設の充実等を、量・質両面から図っていくという事であります。

 最後に「安全・安心を守る」という事ですが、私は1と2の改革を進めるためのセーフティーネット、あるいは触媒と位置づけたいと思います。安全なまちづくりに再生予算枠の多くを使いたいという事は早くから申し上げておりましたが、これも実現出来たと思います。三つあって、「犯罪防止・取締り強化」、それから「まちの美化・バリアフリー化」、それから「女性・子供を暴力から守る」というような内容になっているんですけれども、それと合わせて狭義のセーフティーネット、雇用、中小企業支援という事は、これは例外的に充実しようという気持でおります。

 まず、犯罪の防止・取り締まりの強化という事では、条例案を今度、二月議会に提出いたします。私ども行政としては、府警本部に大変頑張って頂いているので、この機会に、やっぱり安全なまちづくりという事について府民運動をしていきたい。このために「安全なまちづくり推進会議」というのを設置したいと思います。これは、新たな設置なんですけれども、私は大阪の場合は防犯という意味でもコミュニティー的なものがまだ残っているので、そういう潜在力をもう一度呼び起こすようなつもりでこの推進会議を立ち上げ、市町村のネットワークをつくっていきたいと思っております。それから、ひったくり防止柵をつける。それから、登下校時のパトロールと安全確保を強化する。それから、警察につきましては、国の政令定数ももちろん措置いたしますけれども、府単独でも、いわゆる装備資器材の充実を図ります。それから二つ目のまちの美化・バリアフリー化というのは、ニューヨークの割れ窓議論じゃありませんけれども、ポイ捨てとか見たくもない貼り紙とか、そういうものを防止する対策を講じます。また迷惑駐車。これについても今回の雇用創出特別基金を活用して、警察支援要員というのが認められておりますので、こういったものを最大限活用して、大阪らしい形でつくり出しながら、迷惑駐車対策を強化します。さらに電線類の地中化ですとか、あるいはバリアフリー化、点字のブロックとか、これも重点的に進めようと思います。三つ目は女性と子供を暴力から守る。最近は目を覆いたくなるような事件が相次いでおりますけれども、DV法がスタートしました。これに伴って、四月から配偶者暴力相談支援センターを、子ども家庭センター、女性相談センターなどでネットワークする事により、機能させます。次に男女共同参画推進条例。これも公約として掲げてきたものですから、二月議会でぜひ通して頂くように議論して頂こうと思います。それから、子どもを暴力から守る。これも私どもは子ども家庭センターを中心に、これまでもネットワーク化を随分やってきました。早期発見・早期予防・早期対応に努めてきましたけれども、これを市町村単位で、さらに緻密な形にする、あるいは虐待防止アドバイザーを育成するというように、事後フォローまで含め、きっちりやっていきたいと思います。

 狭義のセーフティーネット。まずは雇用創出です。緊急地域雇用創出特別基金を二百億円認めて頂いたわけですから、これを最大限活用して、十四年度は一万二千人の雇用創出を図ります。今、三十万人ぐらい府内で失業者がおられるんじゃないかと言われていますが、私は一万二千人というのはそれほど小さな数字ではないと思っていますし、三カ年でさらにこれを増やさなくてはなりません。

 制度融資も今年度最高の四千十億円ですが来年は大変な痛みが出る年ですから五千億円に増加します。

 以上三つの柱を中心にご説明しました。よろしく府民の皆様方へ周知徹底を図るご協力をお願いいたします。

発行所:大阪ジャーナル