平成16年12月1日号
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 1日から「ビジネスマッチング博2004」
       〜八尾から未来へ発信・・・光る八尾高校のアイデア〜

 八尾から発信、未来の技術≠テーマとする八尾市のものづくり展示商談会「ビジネスマッチング博2004<八尾市産業博>」(主催・八尾市産業博開催実行委員会、八尾商工会議所)が12月1、2の両日、大阪市中央区のマイドームおおさか1階で開かれる。
 同博は、高度化するモノづくりの集積度が高い八尾市内企業(出展業種は金属・電子製品や、機械・化学・プラスチック樹脂製品、食料品・紙加工・環境・生活関連用品)のニーズとシーズの新たな出会いの場を提供し、取引き拡大などビジネスチャンスの発見と獲得を目的に「八尾産業あり」を全国に広げるのが狙い。
 会場には74の企業・団体・支援機関・大学が89ブースに出展している。
 産業構造改革の中、時代を先取りした新製品・新技術・サービスシステムを展示し、来場した企業と直接商談を展開する。バラエティーに富んだ八尾の産業を身近に感じることが出来る。
 さらに今年は、同時開催でTOYRO新事業創出推進協議会主催の第5回「(池田銀行)TOYROビジネスマッチングフェア2004」(2階)と、南都銀行経済センター主催の第3回「元気企業ビジネスフェアNANTO」(3階)が来場者の熱気を盛り上げる。
 それぞれに製品・技術・サービスを展示するとともに、ビジネスの共同事業化や共同研究などの産学官交流の成果やベンチャービジネスの登場など販路拡大に結び付く情報を発信。特に地域振興を強力に支援する池田、南都2行の合同オープンは初めて、3者開催の相乗効果が期待される。
 八尾市の工業は、進化を続け現在では、マイクロエレクトロニクスやバイオテクノロジー、新素材の開発など最先端技術を駆使した高度な生産技術システムと製品開発力が国内外から高く評価され厚い信頼を得ている。八尾市中小企業サポートセンターの活動もあり、オンリーワン企業も多い。加工技術≠フレベルは全国有数だ。
 主催者事務局では「自社の技術を活かす市場動向、方向性を見極めビジネスチャンスを獲得して欲しい。それには人・モノ・情報のネットワークの構築や、新たなチャレンジ、アプローチを開く異業種交流の推進、販路の拡大などを目指したい」と成果を期待している。
 3者開催の見どころや、特徴などを紹介しよう。
 ☆八尾市産業博には、同市市民産業部産業振興室が介在し、八尾高校と関西大学との連携によるビジネスアイデア部門(ユニバーサルデザイン)のコンペを実施。積極的に応募した八尾高校生の厳選された作品30点が展示コーナーで見ることが出来る。地域産業振興に寄与する大学・大学院・研究機関との産学官連携は盛んだが、高校クラスとの連携は全国でも極めて珍しい。
 指導に当たった関西大学工学部機械システム工学科の倉田純一・助教授は、八尾高校家庭科の授業にも出向き、また、今回掲示されている作品(A版3)の一枚一枚にコメント(評価)を添えている。新規性・独創性・実現可能性・社会貢献性など、高校生ならではの感性の豊かさが漂っており、ぜひ必見を・・・。
 ☆第5回q池田銀行r
 「TOYROビジネスマッチングフェア2004」(主催・TOYRO新事業創出推進協議会)は池田銀行、自然総研との共催。副題は「出会い、新たな創造!」、テーマは「明日を拓く新しい技術・製品・サービスと出会う2日間」を掲げている。
 中小企業と大学との共同研究など産学連携をさらに推し進めるため、昨年に培する関西の有力大学14校が出展。同行の地域起こし制度が浸透し、「(池銀)ニュービジネス助成金」の平成16年度上期対象企業(応募)84社から10社を選び、大賞受賞企業のプレゼンを行う。また、今年創設した「(池銀)コンソーシアム研究開発助成金」の応募を促し、共同研究パートナーづくりの場にもなることが期待される。
 今回は、近畿を中心とした近畿2府5県からユニークで元気な103社が出展。新規性、独創性のある技術や製品を有するバイオ・医療関連、エコビジネス、情報・通信などバラエティーに富んだ21ジャンルに分け、出展ブースのゾーンニングに工夫している。
 相談協力コーナーでは、近畿経済産業局などの国や7公的機関が各種支援策や技術相談など経営課題解決につながる業務を紹介する。
 ☆第3回「元気企業ビジネスフェアNANTO」は南都銀行と南都経済センターの共催。元気企業の輪は広がり、108社(うち奈良県下70社)が出展。ITや電気・機械・化学関連・健康・環境関連、生活関連の、独自の技術力を持つ企業や、革新的な発想で新製品・新サービスを提供する企業が並ぶ。この他、大学など6校による産学連携ブースや、研究所・公的機関による各種相談コーナーの出展も。
 事務局では「当フェアは展示商談の場。仕入れ・販売先の新規開発や新製品・新技術のPR。各企業に取っては技術開発のパートナーづくりなどに積極的に取り組んで欲しい」とコメント。また、世界に誇る観光資源も地域経済を活性化させるパワーの源泉だ。今回は県観光課が初の「観光ブース」を設置。歩調を合わせて南都銀行の「観光企画室」も協力し、来場者に奈良県の観光スポットを広くPRすることになった。

発行所:大阪ジャーナル