平成17年2月1日号
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  柴田正己 戦争遺構研究会代表
     「戦没学徒記念館」


  世界的建築家丹下健三氏設計の名建築が破壊寸前
  地域社会にとり文化的な建物の再利用を強く要望

 平成16年12月14日
 兵庫県知事・南淡町町長・文化庁長官殿
 「戦没学徒記念館の保全・活用に関する意見書」

 堺市大美野155ー13
 戦争遺構研究会(代表・ 柴田正己 072・236・3357)

  戦没学徒記念館は、建築界のノーベル賞を受賞した世界的な建築家丹下健三設計になる優れた現代建築であります。また、太平洋戦争により戦没した学徒らに関係する遺品を展示した記念館でもあります。

戦争の風化
  戦後60年の歳月が流れ、戦争の風化が心配される中で、改めて平和の尊さ、戦争の悲惨さを語り伝えていく上で、これらの施設の存在意義は高まるものと思われます。
  戦争・平和に対する考え方は、人によって異なり、難しい問題はあります。しかし、このような現代の名建築が阪神淡路大震災によって被害を受け、放置されている現況は、不安であります。幸いにして、遺品類は立命館大学の方で保存・展示されていますが、建築は放置されたままです。
 この後は、建築物をどう考えていくかだと思います。
 一部では、この建築は補強・補修費の捻出が難しいという声も出て関係者を心配させています。

優れた建築
しかし、このような優れた現代建築は何としても再利用して欲しいと思います。現代の名建築が破壊されると文化的な損失であるばかりでなく、資源の有効利用の面からも問題であります。
 建築の所有者だけでなく、もっと多くの人々の間で、この建築の再利用について議論して欲しいと思います。
  地域社会にとって、意味のある建築については公的な援助も検討して頂ければと思います。
  地域社会の英知を結集して、名建築の再利用を実現しようではありませんか。

保存へ協力
  私たちも微力ながら、現代の名建築の再生について各方面に働きかけています。各方面からのご声援を頂ければ幸いであります。
【名称】戦没学徒記念館(若人の広場)
【所在地】兵庫県三原郡南淡町阿万塩屋町2658ー7
【設計者】丹下健三(元東京大学教授・建築家)
【構造概要】鉄筋コンクリート造(2階建)、延べ面積1300平方メートル
【建築年代】昭和42年竣工
【その他】広島平和記念館、新旧の東京都庁舎、香川県庁舎など、日本だけでなく世界でも活躍している建築家。大正2年、大阪府堺市で生まれる。現在、地元の有志が生家跡に説明板を建設する計画を検討している。

若人の広場
【写真】
戦没学徒「若人の広場」。この建築は、丹下健三の作品リストに紹介される事は少ないが、インターネットで美しい外観や内部が見られます。
  我々は、この優れた現代建築の再生のためのお手伝いをしたいと思っています。


3面から続き>

 「はい。私はもうちょっと上がるんじゃないかと言ったんですが、あまりこういう事は公共団体が何十億も儲けるのもいかがなものかという気持もあるんでしよう。もっと頑張りますよ」
−歩道橋の塗り替えも、企画室の新しい窓口で・・・。
 企画室「土木部でやります」
−歩道橋だけは土木になりますか。
  「だから、外から言ってくる人が企画室に来ても、これは一定の要件に当たるなと思ったら、土木部で細かい事を打ち合わせして頂くという事になります」
−基本は企画室でいいわけですね。
 「基本は企画室でいいです。でもこの工事自体やいろんな条例を知っているのは土木部ですから、そちらへ引き継ぐ事になります」
−1億円というのは、どの範囲・・・。パスポートセンターの壁面がと言われた以下の部分がそれに当たるのか。
 「府政だよりで約5000万、ホームページで約1000万、歩道橋は塗り替えを収入と考えて1000万から2000万等々、約1億円という事です」
−歩道橋は因みに何カ所ぐらいになりますか。
 企画室「数カ所で考えております」
 「使えるものは使っていきたいと思います。大きな所がある所だからモデル的にやれる所で出来るだけやっていきます」
−義援金は因みに知事はお幾らなさるお積もりですか。
  「これは何か制約があるらしく、私は大阪府にしてはいけないみたいです。東京でやるんならいいと言われているんだけど。ですからちょっと調整中ですが、大スターのような事は出来ませんので、心ばかりという事でお許し頂きたいと思います。問題のない所を選んでやります」
−関空の2期ですが、民間から出資の説明会が今日ありますが、かなり厳しい部分があるようですが・・・。
 「出資者としては、当然、厳しい追及をされるのはある事だと思います。むしろ、それ以上を関空の側は糧にして、よりよい本当の経営改善につながる知恵として使うぐらいの気概を持って臨んで貰わないといけないと思います」

発行所:大阪ジャーナル