平成17年2月1日号
8ページ

  




ソニー・ピクチャーズ

2005ラインアップ  話題作など多数

  日韓合作の「力道山」はじめ超大作が目白押し
  今夏にはオスカー有力な「クローサー」が公開

  ソニー・ピクチャーズは先頃、2005年ラインアップを発表した。元日に公開した「カンフーハッスル」が好調で、幸先良いスタートを切った格好だ。今秋には日韓合作の「力道山」が控えており、アカデミー賞有力の声が高いジュリア・ロバーツらオールスター出演「クローサー」など超大作・話題作が目白押し。
 現在、韓国全土で大ヒット中なのが、「力道山」だ。同国では一昨年末から昨年にかけ、初の1000万人動員という輝かしい記録を打ち立てた「シルミド」で名実ともに大スターとなったソル・ギョングが戦後、代表する人気者を演じた。
 力道山は本名・金信洛(キム・シルラク)。敗戦後の暗澹とした時代を生き抜いた栄光と波乱に満ちた人生を歩んだ。そこには、混乱と逆境を強く生きた男の姿があった。相撲の世界へ飛び込んだ力道山。横綱への夢が阻まれるも、妻・綾(あや)の愛を支えにプロレス≠日本で初めて興し、一躍栄光の座に上り詰める力道山の一代記を、ソル・ギョングが流暢な日本語で演じ切っている。
 韓国では昨年末の12月15日、この日は力道山の命日に当たる。公開されるや、ソウルの幾つもあるシネコン(複合型映画館)が超満員になる大ヒット。
  場内は慣れない日本語のセリフにハングル語の字幕スーパーというスタイルだったが、字幕を読むたびにソウル市民は一喜一憂する興奮ぶり。
 主演のソル・ギョングは体重を25キロ以上も増やし役作りに打ち込んだという。妻役はわが国を代表する美人スター、中谷美紀。マネージャー役は「冬のソナタ」でペ・ヨンジュンの吹き替えを担当し話題を集めた萩原聖人、後援会の代表で政財界の黒幕に藤竜也、スチュワーデス役は鈴木砂羽、家政婦役に岡本麗、力道山を刺すチンピラに山本太郎という豪華なキャスト。   監督と脚本を担当したのはソン・ヘソン。プロデューサーは韓国側がキム・ソナ、日本側が河井信哉。製作会社は「殺人の追憶」を作ったサイダス。日本公開は今秋を予定されている、
  また現在、全米で大ヒット上映中の「クローサー」はアカデミー賞作品賞はじめ主要各部門にノミネートが予想されている。
  主演はジュリア・ロバーツ、ジュード・ロウ、ナタリー・ポートマン、クライブ・オーウェンらオールスター・キャストを組んでいる。ロンドンとブロードウェイで上演されロングランを記録した舞台劇の映画化。「卒業」での受賞を含め4度のアカデミー賞ノミネートに輝くマイク・ニコルズ監督が渾身の力作だ。
 作家、カメラマン、ストリッパー、医者・・・。ロンドンで宿命的に出会った4人の男女の恋と心のすれ違いを、恋人たちの赤裸々な本音トークで描く大人の恋愛ドラマ。初夏公開予定。
 この他、春休み公開は大ヒットの第2弾「アナコンダ2」(監督ドワイト・リトル)など様々な話題作・大作が控えている。
 今や宝塚歌劇のドル箱となった三井住友VISAミュージカル「エリザベート」が月組バージョンで登場。4日から3月21日まで宝塚大劇場では、彩輝直のトート、組替えで次期トップに決まった瀬奈じゅんがエリザベートを演じる。
 「愛と死の輪舞(ロンド)」というサブタイトルがついているウィーン・ミュージカル。宝塚の座付き作家・小池修一郎が潤色と演出を担当している。
  フランツ皇帝に初風緑(専科)、ルキーニは霧矢大夢、ルドルフ皇太子に大空祐飛という主要配役。
 写真は(C)宝塚歌劇団。

発行所:大阪ジャーナル