平成17年3月1日号
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<2面から続き>

  
アジアを重視し観光交流局を設置、観光客動員へ
  防災に危機管理監、府域全小学校に警備員を配置

 そういう事から言うと、私は大阪に東京へ出て行った本社機能を呼び戻す千載一遇のチャンスが今訪れているという風に見ていまして、どのようなインセンティブが利くのかという事をよく勉強した上で、金融機関を含めて本社機能の誘致、回復という事に努めていきたいと思っています。
  それから、観光では1個だけ申し上げておきます。観光は行動4ですけれども、1個だけ申し上げておきます。中身は部局長から聞いて頂いた通りですが、17年度、新たに、商工労働部の中に観光交流局を立ち上げ、部長級の局長さんを置く事にいたします。これによって、日韓友情年とか、中国からの観光客が恐らく急増すると思いますが、東アジア、関空、万博というキーワードに沿ったアクションプランを着実に実現していきたいと、こういう事です。
 なお、広域連携という事で一つやろうと思っておりますのは、京都、兵庫、大阪の3知事が揃って北京に行くという事を、これ、秋ぐらいになると思いますが、実現したいと思っておりまして、これについては既に山田知事さんと井戸知事さんにお話をして賛同を頂きました。
 それから、次に行動8でありますが、これは防災です。防災についてもこれまでいろいろお話をしてきましたが、内容についてはご容赦頂きたいと思いますが、これについても組織上の強化をいたします。知事直轄の危機管理監、これも部長級です。かなりハイレベルの部長級として危機管理監を設置すると同時に、17年度中には自衛隊のほうから人を派遣して頂きまして危機管理監の仕事を充実させる事により、危機対応をより着実に果たしていきたいと思っております。
 そこで、この行動の中で10番目に当たりますが、ここは教育です。大阪教育7日制をこれまで通り進めますが、昨日、急きょ、学校の安全はそのための基本という風に書き加えさせて頂きました。大阪教育7日制も安全な環境の中で進めて初めて成果が上がるものだと思います。そういう意味で、今日議運もございましたが、その場で追加的に予算を組みたいと思っている事があるという風にして申し上げましたのは約7億円を投じ、安心して学べる学校づくりをいたします。
 二つ柱がございますが、一つは警備員を大阪府域内の733の小学校に配置いたします。733の小学校は、大阪市を除いてという事ではありますが、それ以外の大阪府域内の小学校全ての数になります。そこに、登校時から下校時までプロの警備員さんに入って頂きまして、学校を警備して頂く、登下校時には校門に立って頂く事になると思いますが、そういう形で学校の安全の徹底を図ります。
 私は、いろいろ考えたんですが、この事は犯罪の抑止力につながると思いますし、また子どもたちは安心して学べ、教職員は安心して教える事が出来る、保護者も、学校の時間、子どもたちを心配する事が少なくなる、そういう効果があるのではないかと思いまして決断をいたしました。
 それから、もう一つは子どもの安全見守り隊というのを各小学校ごとに組織いたします。一つだけとは限らないと思います。大きな学校になると複数出来る事になると思いますが、保護者の方、それから学校、地域の方々に連携をして頂いて、子どもたちを見守る見守り隊というのをつくる事によって、学校には警備員を配置いたしますが、例えば通学路ですとか、あるいは下校した後の公園ですとか、そういうところで目を光らせて頂いて、子どもの安全を徹底したいという事であります。
 なお、警察官のOBの方にもこういう見守り隊の中で活躍をして頂ける、あるいはお知恵を出して頂けるという場があれば嬉しいなと思っておりまして、こういう事についても相談をしていきたいと思っています。最も安全であるべき学校が危なくなっているという事でありますが、こういう対策を通じて、学校を安全な場所として取り戻していく、そういう努力を続けたいと思います。
 部局裁量経費で、皆様方には「笑いを看護師に」というのを既にご案内出来ていると思うんですが、あと二つ、雨水を利用して子どもたちが打ち水をしたり、あるいは環境学習をしたりという事に雨水利用を進めたいと思っています。
 これは土木部になると思いますが、部局裁量経費という事で各部に考えて頂きました。それから、もう一つ、農産物トレーサビリティー、これは言うまでもなく環境農林水産部になりますが、野菜や果物がどういう生産履歴を持っているのか、どこで作られて、どういう風に運ばれてきたかという事が携帯電話で判るような、そういうトレーサビリティーの実現という事を部局裁量経費で作りました。その他にもいろいろありますが、私がきらりと光るかなと思いましたのは、皆様方にご紹介するという意味では以上3点になります。
 なお、今、静岡県向けの、大阪のおばちゃんの、振り込め詐欺の話が話題になっておりますが、今度、ブランド戦略で、「どっこい大阪、なかなか大阪、大阪頑張ってまっせ」というホームページを立ち上げる事にしました。あのおばちゃんたちがいい形で、大阪、元気やでというのを語りかけるようなホームページにしたらいいかなと思っていまして、いろいろご議論もあるやも知れませんので、相談させて貰いたいと思っています。やっぱり大阪はおばちゃんが語りかける事が一番いいと思います。
  それで、どっこい、なかなかと、こういう事にするのが一番迫力があるかなと思っていまして、私もその一員として今日はお話をさせて頂きました。
  ここから府政記者会と質疑応答。
−これまで民活という言葉をよく使っていたがこの予算にどのように反映しているのか。
 「先ほどの説明の中で、時間軸と連携軸を申し上げたが、今一番大事な事は民間との協働だと思います。民の力と行政が連携をして最も質の高いサービスを効率的に提供していく事です」
−今回の予算を総括してどう思うのか。
 「私は再生と再建に向けて弾みをつける、もっとアピールしたい言葉で言えば、大阪の元気に弾みをつける、そういう17年度予算という事だと思います」
−編成に苦労した点と太田カラーはどの部分に出ているのか。
 「二つありますが、一つは大阪の元気を回復する上で、工場そして本社機能を回復するという事に弾みをつけるために、市との連携を含めて、大阪ハイテクベイ・プラン、本社機能の回復という事に大きな一歩を踏み出したい。一歩、二歩という事ではないですけど、大きな17年度にしていきたいという意味で工場立地です。もう一つは寝屋川の小学校事件を踏まえて、警備員の配置を含む学校の安全対策であります」

発行所:大阪ジャーナル