平成17年3月1日号
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「大阪わいわいミーティング」
テーマ 「みんなでつくる わがまち大阪」

 太田房江知事は公約の一環として、府民と直接対話し、提言・意見を求めるための対話事業「大阪わいわいミーティング」を開催しているが、16年度最終回は16年11月24日、富田林市のすばるホールで、まちづくりに参加している関係者4人をパネラーとして招き、パネルディスカッションで開催された。テーマは「みんなでつくる わがまち大阪」。以下はその発言要旨。

 まちづくりは行政と民間との協働で成果を得る事が
 地域発展に重要など活発なディスカッションを展開


  パネラーは、武田博充氏(狭山池まつり実行委会長)、佐藤康平氏(富田林寺内町をまもり・そだてる会会長)、寺川裕子氏(NPO法人里山倶楽部理事)、田村昌平氏(学校法人上宮学園・上宮太子中学校・高等学校校長)の4人。コーディネーターは宮尾展子氏((株)ダン計画研究所取締役研究主任。
 冒頭、知事が挨拶。
  皆様こんにちわ。出来るだけ皆様方からの声を聞く会にしたいので宜しくお願いします。先ほど、富田林が誇る、歴史ある地区「寺内町」を見学しました。規模が大きく広がりがある地域で、それぞれの方々がお住まいになりながら、その町を想い、様々なグループを作りながら守って頂いている実態を拝見しました。大阪といえば「街」というイメージが強いが、こういう地域が大事に保存されている事は大きな財産であり、文化遺産であります。地域の方々やボランティアの方々の大変なご努力でここまできた事を府民を代表してお礼を申しあげるとともに、これからもこのような遺産、文化の源を皆様のパワーで守っていくために力を貸して欲しいと思います。
  これから、三位一体改革という大きな改革が動いていきます。戦後、中央集権でいろいろな政策を決めて効率を追求し高度成長を達成してきたが、これからは、それぞれの地域の実情に合った政策を地域自らが考え、そして責任を持ち実施出来るようにしていこうという事が三位一体改革の目指す分権改革であります。自分たちの地域で自分たちが責任を持って作っていくという事です。
 例えば、寺内町の歴史的な町並みを保存するにはどうするのか。行政だけがやればいいのか。地域の住民の方々に主体的に参画してもらいやっていくのがいいのかという議論を、あらゆる行政サービスに広げて考えていかないといけないと思います。つまり行政の分野に府、市町村だけでなく、住民・企業・NPO・ボランティアの皆様方に主体的に参画して頂くことで、最も大阪府民が喜ぶ形の行政サービスが提供されるようにもっていく事が、これから自治体に取って大変大事な仕事になってきます。 
 主体的に参画して頂ける地域住民の皆様、ボランティアの皆様、それが生き甲斐につながっていくような、その地域に暮らしていて良かったと思って頂ける、満足感につながっていくような行政の形を作っていかなければいけない。もちろん、そのためにはまず大阪府が主体としてコーディネーターとしてふさわしい形に変身していかなければなりません。お金を十分有効に使い、贅肉は切っていく。
 これが今やっている行財政改革です。改革というのは縮小を意味しているのではなく、トータルのお金はもちろん減っているが、それをうまく使う一方で、皆様方のお知恵・お力・行動・パワーを貸して頂きながら、それぞれの地域が豊かで、将来にわたって持続可能な地域社会に変えていかなければいけない。ピンチをチャンスに変える。
 民間との協働、協力して働くという事は今日のディスカッションの主題だが、これも新しい地域づくり、豊かで持続可能な地域づくりをするための大きなパワーとしての民間との協働であって欲しいし、そのような事が出来るのは大阪の一つの大きな特徴であります。この地域が発祥だというアドプト活動は、実は大阪で生まれ全国に大きく広がっている、民間との協働の一つの形です。道路・河川・駅前あるいは公園にボランティアの形で住民に参画して頂いて、作るのは行政だが、その後の美化や清掃は住民の皆様方が主体的な意思で繰り広げて頂く。このアドプト活動も平成12年に始め、今十万人を超える方々に参加してもらっている。また、企業との連携として一つ紹介すると、近く第3弾が出るがローソンと大阪府立健康科学センターが協力して、野菜を主体にした健康弁当を作った。これも官民協働の一つの成果です。行政と民間との協働は企業・住民・ボランティア・NPO等、沢山の方々と手をつなぐ形に広がっています。今日のわいわいミーティングは、今年3年目だが、そういう広がりをもっと大阪の中に深めていこう、広げていこうという一つの契機にしたいと思っています。限られた時間ではありますが、パネラーの方を始め、皆様方から斬新なアイデア、新しい意見を聴かせて頂ければ幸いです。
 その後、コーディネーターの宮尾さんが発言。では、これから会場にお集まり頂いた皆様と一緒に「みんなでつくる わがまち大阪」について考えてまいりたいと思います。ではパネラーの皆さんのご活躍の成果、今感じられている事をお話頂きたいと思います。
 武田氏「現在、狭山池まつり、クリーンアクション、桜満開委員会、西除川ワークショップ、この4つに関与している。狭山池は非常に古い歴史があり、616年、今から1400年前に人工で造られたため池、ダムである。その後何度かの改修が行われ昭和63年から15年かけて平成の大改修が行われた。平成14年に狭山池公園として一般開放されました。(以下次号)

発行所:大阪ジャーナル