平成17年4月1日号
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「大阪わいわいミーティング」
テーマ 「みんなでつくる わがまち大阪」(その2)

  太田房江知事は公約の一環として、府民と直接対話し、提言・意見を求めるための対話事業「大阪わいわいミーティング」を開催しているが、16年度最終回は16年11月24日、富田林市のすばるホールで、まちづくりに参加している関係者4人をパネラーとして招き、パネルディスカッションで開催された。テーマは「みんなでつくる わがまち大阪」。以下はその発言要旨。(その2)


   狭山池まつり、石川河川公園や喜志駅前の清掃
   などで市民、学生らが一体となり、まち興しへ


  武田氏「この15年の間に池の水底あるいは堤防の下から大変な文化遺産が出てきて、それを展示すべく狭山池博物館が平成13年にオープンしました。大阪狭山市は、町の市民文化は発達しているが、特徴が無い町です。だんじり祭りはありますが、市民が一堂に会する祭りも無いし、町としての活性には乏しい。そこで、平成14年に開放された時、私たちはこれを狭山のシンボルとして行こうという事で、狭山池を中心として市民の活性化、青少年の健全育成、そして人と人の触れ合いが出来るお祭りをやろうと、狭山池まつりを開催しました。子供たちにも狭山池の良さを知って貰おうと計画し、今年で3回目です。周囲2・8キロの池の周りを5・600個のキャンドルで囲み、子供たちに全部灯をつけて貰う。荘厳かつ華麗なイベントです。博物館では狭山池の歴史の講演を行い、バザール、フリーマーケットなど堤一帯を使っての催し物で、初年度は3万人、昨年度は3万5千人、今年は3万8千人の入場がありました。狭山池まつりの舞台でせっかく出来た狭山池だからこれを自分たちの手できれいにしようという事で、狭山市に我々で清掃するので市の方は回収したゴミを持って帰って貰う申し出をして、クリーンアクションを月1回やっています。
  それから、桜満開委員会ですが、昔、狭山池は桜の名所だった。今千本の桜が植わっているが、もっと桜を植えて次世代の子供たちが大きくなった時、堤の桜が満開になるようにとの思いで桜満開委員会を計画しました。
  一方、石川河川公園の方は、発足は1994年あたりです。自分たちの目の前の川の自然をいかに残していくかという事です。今、河川公園として非常にきれいに整備が進んできています。石川自然公園ゾーンが府で指定されて、そこの自然を市民自ら計画し、手入れもし、守ったり育てたり、あるいは取り戻したり出来ないかという事で始まったのが石川飛鳥プランを考える市民連絡会です。最近は石川河川公園自然計画運営準備協議会で、自然を守ろうとする団体・地元の町会の方・学校の先生、もちろん行政の方々と一緒に自然ゾーンをどうしていくかを考える、石川自然クラブという民間団体も立ち上がり、石川についての自然に関する学習・管理活動・竹林管理や希少な植物の保全活動、子供たちに自然体験をして貰ったりという事を最近始めています」
  田村氏「多くの生徒がスクールバスで喜志駅前を利用しています。昨年、1月初めくらいに大阪府の方からアドプトロードのお話を頂き、地域の美化活動、清掃活動であり、それであれば喜志駅前は利用させて貰っているので、これはいい機会と思い、府の方に申し込んだら是非にという事になりました。その後、富田林市も加わり、昨年6月に上宮太子、府、市の3者で、アドプトロード喜志駅前を結びました。それから月1回くらい本校の中学生を中心に高校1年も入って喜志駅前の清掃活動や花一杯運動をしています。1年目はちょっと大変かなと思いましたが、生徒は大変だがやった後は大変気持がいいと言っています。本校としては、あまり無理をしないで、自然な形で学校の教育活動の中で出来ていると喜んでいます。その後、喜志駅前には大阪テクノホルティー園芸専門学校や大阪芸術大学、大阪PL学園もアドプトという形で取り組まれ、輪が広がってきています。夏場は月1回の手入れでは枯れてしまうので本校のスクールバスの運転手や生徒の一部が手伝って毎朝水やりをしています。近辺の方が自分の水道をぜひ使ってくれるよう、無料で提供してくいれています。本校にとっても、また近辺の方々にも喜んで頂いています」
  宮尾氏「有難うございました。狭山池でご活躍の武田さんの方が、楽しくないと長続きしないとおっしゃったように、この狭山池の実行委員会のメンバーが一緒にやっていく中で、楽しさというのが出来たと思いますが、そのあたりについてもう少し教えて下さい」
  田村氏「市の行事にも出席するのは高齢者が多いという実態の中で、この狭山池まつりをやっているのは30代、40代、50代の方々です。我々年寄りはバックアップしていき、そこにまた小中高大学生が入ってくると各年代の人と一緒になり非常に楽しい。特に我々は考え方が古いところがあるが、若い方の意見を聴いていると、非常に楽しい。やっぱり楽しくないとダメです。全ての人が楽しかった、終わって良かったという充実感、満足感、これが活動を支えています」
  宮尾氏「学校の生徒さんが清掃活動をして、それを見ていた周囲の方が、水道を使ってとか、スクールバスの運転手さんがご協力されたり、やはりいろんな世代の方が徐々に係わってくるような流れがあったと思いますが、生徒さんの動きを見てはどうですか」
  田村氏「生徒たちが道路の清掃をしている時に、周りを通る大人の方からご苦労さんと言う声を頂く。近辺のいろんな世代の方からいい事ですねと言って頂いています」

(7面へ続く)

発行所:大阪ジャーナル