平成17年4月1日号
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  春の恒例・宝塚OGの          
             「桜絵巻狸源氏」
          「ショー・イズ・オン」

              
2日から梅田芸術劇場で公演


 鳳蘭、榛名由梨、汀夏子、安奈淳、峰さを理、平みち、
 麻路さき、往年の男役トップにベテラン淡島千景初参加

 『お馴染狸一座≠ェ取り組む「源氏物語」。さて、どうなりますことやら・・・』(小林公平謹白)ー3月で幕を閉じた梅田コマ劇場。親会社の阪急電鉄が新たに「梅田芸術劇場」としてニューアル・オープンした。
  そのオープニング・シリーズ第1弾として、2日初日を迎えるのがお馴染宝塚OGによる狸組′演だ。
 4年前、当時の阪急東宝グループ総帥だった現阪急電鉄相談役で宝塚音楽学校長の小林公平氏総制作(ゼネラルプロデューサー)のもと、第1回公演「桜祭り狸御殿」が実現した。それまでのOG公演にはないスケールの大きいステージにファンは酔いしれたものだった。2年前、装いも新たに「桜吹雪狸御殿」、昨年は宝塚歌劇創立90周年記念特別公演として、芝居とレビューの2本立てが実現。過去最高の動員を記録し、「創立百年まで待てない!」との要望が殺到した。
  さて、今年は「桜吹雪狸御殿」、「ショー・イズ・オン」の2本立て。梅田から名古屋・中日劇場(15日〜24日)、新宿コマ劇場(28日〜5月7日)と続くロングラン公演となる。
  先頃、東京のパレスホテルで行われた制作発表では、小林プロデューサーは「今年もOGの皆さんが集まって頂いた」と満足げ。「狸源氏」の作・演出を担当する植田紳爾氏は「稽古場が盛り上がっている」。同作の演出とショーの構成・演出の酒井澄夫氏、三木章雄氏も顔を揃えた。
 座長格の鳳蘭が「次にバトンタッチするまで頑張る」と言えば、淡島千景も「初めてお声をかけて頂きました」と笑わせる。
  「狸源氏」の物語は、満月城の狸千代(鳳)が中心で動いていく。狸千代は狸源氏と言われる美男子。それは一人の女性では満足出来ないプレーボーイなのだ。母親である御台所(淡島)は家老から4人を囲っていると告げられる。
 御台所は夢之介(峰)に息子の所業を探らせる。一方、星影城の局泥小路(大路)は腰元の山吹(月影)に命じ、夢之介を女装させ潜り込ませ、自ら御台所は旅芸人一座の衣装係に姿を変え、息子の事を調べ始めるのだった。4人の側室に榛名、汀、安奈、平とかつての男役が扮し、競う。音楽は「ベルサイユのばら」など名曲を送り出した故寺田瀧雄氏の作品が再び聴けるのも嬉しい。
 一転、「ショー」では鳳らかつてのトップスターの持ち歌を次々に披露する構成。麻路「まことの愛」、平「そして今」、峰「コルドバの光と影」、安奈「愛の宝石」、汀「丘の上のジョニー」、榛名「さよならは夕映えの中で」、鳳「白夜わが愛」など。フィナーレは「すみれの花咲く頃」「宝塚我が心の故郷」「おお宝塚」を歌う。この他、スターパレードとして、ラテン名曲集「コーヒールンバ」「キサスキサスキサス」「ベサメムーチョ」「エルクンバチェロ」「ノバ・ボサノバメドレー」など。
  梅田芸術劇場は2日から11日まで16公演ある。S席9800円、A席6500円、B席4500円。問い合わせは06(6377)3800へ。

発行所:大阪ジャーナル