平成17年5月1日号
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<1面から続き>

   
6月、ソウルの観光見本市に訪韓、投資交流の促進も
   特殊出生率ワースト4、次世代育成の環境整備に全力


したがいまして、現在は観光の振興という事がメーンにはなってきますが、先ほど申し上げた相互理解の促進という事において、3人の知事が一緒に行くという事でありますから、自治体の果たす役割というものは、何らかの形で確認をしていきたいと思っておりますし、観光だけではなく、投資誘致等、各般にわたって交流の促進という事について、やるべき事をやっていきたいと考えております。
 なお、中国について申し上げますと、実は議会のほうでも、12日から16日でしたか、上海と杭州に府議会の日中友好議員団が訪れられました。これも予定通り行っておられますし、何事もなかったという事であります。
 それから、もう一つ、今月の25日からだったと思いますけれども、梶本副知事が藤井寺市と一緒に、一時期話題になりました井真成(いのまなり)、日本からの初めての留学生の墓誌、お墓に書いてある、いろんな言葉、この留学生の墓誌の大阪展示を、要請するという事で、このお墓であります。西安と北京を訪問する事になっておりますけれども、これも予定通り実施する予定でございます。
 井真成については皆さんはご承知だと思いますが、藤井寺の「井」が井真成の発祥だという風に聞いていますが、私ごとながら私の本籍も藤井寺です。その墓誌が西安にあって、それで大変優秀で忠誠心の高い留学生だったという事で、当時の皇帝が、その死を惜しんでお墓を作られたという事で、その言葉がお墓に残っているという事です。それを大阪の地に展示したいという事で、梶本副知事と藤井寺市が訪中をするというものでございます。
 それから、韓国につきましては、これも前から予定しておりましたが、6月2日から4日の予定で、私自身が訪韓をいたします。
 これはソウルで観光見本市が開かれるという事で、そこに大阪ブースを作って、大阪をはじめ関西のプロモーションを、という事で元々予定していたものですが、これも予定通り実施をいたしたいと思いますし、もちろん観光だけでなく投資交流の促進等についても、話し合いをしてきたいと思っております。
 こういった事を通じて、トップセールという事でありますが、さっき申し上げた、歴史的に関係の深い関西が先頭に立つ形で、東アジア地域、特に中国と韓国との相互理解を深める努力というものを、自らが行っていきたい、このように思っております。
 なお、昨日、観光のツールについても、共同化しよういう事を話し合いましたが、これから6月あるいは来年にかけまして、北京、上海、ソウル、広州というところで、観光のためのいろいろな見本市等が行われますので、その場にも京阪神三都が、共同あるいは同時に出展を行うという事を、これから事務レベルで、お話し合いを続けたいと思います。
 以上、中国と韓国の関係について、私どもの考え方を申し上げました。
 2点目は、「子ども・未来プラン」です。これはお手元に資料を配らせて頂いておりますが、昨年末に次世代育成支援行動計画というのを、府の計画ですが、これを発表させて頂きまして、新年度になりまして、少子化というのは本当に難しい問題なので、さらさらっとこういうビジョンを作って出すというだけではなくて、私ども、合計特殊出生率が1・20、全国でワースト4なんですよ。こういう事は、本当に意識を高める形で進めないといけないという思いを、女性知事の一人としても大変強く持っておりましたので、改めて生活文化部に力を入れてやって欲しいという事を具体的な事を挙げて指示しました。
 部長も代わりましたので、しっかりやって欲しいという事を指示したんですが、新たに加えたいといいますか、ちょっと皆様方に強調したい事は、1ページ目の左の上のほうです。太字で書いてある、「次世代育成の好循環」という事です。
 これは、私どもの計画の目標といいますか、キャッチフレーズにしたいと思っています。
 次世代育成の好循環。つまり子どもたちが伸びやかに育ち、青年が子どもの素晴らしさを知って次代の親になっていく。
 そして、また、その親が、親である事はどうあるべきかを学んで、そして子どもに伝えていく。そういう好循環を、この計画で実現したいという思いを込めて、この2ページの紙を作りまして、強く指示をしたという事であります。
 次世代育成の好循環を作るためには、どうしたらいいのかというのが二つ、下の計画の特徴のところに書いてありますけれども、一言で言うと、乳幼児から青年期に至るまでの子どもの育ちの各段階に応じて、それぞれ子どもが直面する問題、親が直面する問題があるわけです。これが社会問題にもなっています。
 そういう問題に行政も手を携える形で、きめ細かく対応していこうという事が、1点から5点目までに書いてありまして、主要プロジェクトという事で、11のプロジェクトを計画には掲げてありますが、私が特に力を入れて欲しいという指示をしたのは4点です。
 4点が次のページに4つに分けて書いてありますが、1点目は児童虐待です。これは厚生労働省の白書でも、去年の1月に起こりました、岸和田の児童虐待事件を一つの境目にしまして、全国的に児童虐待が、これは掘り起こしが多くなったという事だろうと思いますが、件数が増えたという事が言われております。その責任もあります。
 私どもとしては、児童虐待を予防していかなくてならないという事で、ネットワークを強化いたしまして、心理療法士などの人的な派遣も、全国の平均を上回っているという事は、すでにご案内の通りと思います。
 今年から始まりました事は、これに市町村が入ってきたという事と、それから保健所と書いてありますが、乳幼児健診の段階で、本当に小さいお子さんを抱いたお母さんが保健所に訪れて乳幼児健診をされる時に、その時から虐待の芽は出ていないか、何か問題が起こる兆候はないかという事を、健診の際に保健師さんたちが把握する事によって、早期に、虐待を予防していくという事を含めまして、このネットワークを強化するという事をやるというのが第1点です。
 第2点目は、地域における子育て支援です。今年の特徴は、訪問による支援、育児支援家庭訪問事業といいまして、来るのを待つのではなくて、それぞれの家庭に出かけていって、もちろん、上の子ども家庭センターなんかとも連絡をとって、出かけていく事によって、未然に問題を防止する、あるいは悩みを解説してさしあげるという事をやるというのが、今年の特徴でございます。
 3点目は、「親を学ぶ、親を伝える」という事業になってまいります。

(3面へ続く)

発行所:大阪ジャーナル