平成17年5月1日号
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 「MOVIX京都」(松竹直営)  4月23日オープン

 松竹が創業110周年、発祥の地に関西最大級のシネコン開設
 関西初のTADスピーカーと新開発スクリーン・デジタル上映


 松竹が総力を結集して、発祥の地・京都で関西最大級のシネコンを完成させ、話題を呼んでいる。
 新京極・三条下ル「MOVIX京都」(松竹直営)で、さる4月23日グランドオープンを果たし、連日京都はもとより、大阪や近畿各地から映画ファンが詰めかけている。
 今回オープンしたシアター8〜12のある同館は旧京都松竹座があったところ。北隣りは平成13年にオープンしたシアター1〜7。
 合わせた席数は2563席で、車イス席も26席ある。

日米共同開発

 先ごろのグランドオープンで導入されたのは、「スター・ウォーズ」でおなじみのジョージ・ルーカス監督が創設したスカイウォーカーサウンド社と日本を代表する音響メーカーのパイオニアが共同開発した関西初登場の「TADシネマスピーカー」を設置。世界最高峰と評価されたもの。
 同じく関西初となるのは「マイクロパーフォレーションスクリーン」。これまでと比べ、輝度があり、映像がよりクリアで鮮明だとか。
 さらに、デジタル上映システムのDLPと、パソコンや携帯電話からチケット購入が出来る「おさきにNet(ネット)」も好評だ。
 全国でも珍しいシネコンツインビルの同館。現在、シネマ歌舞伎第1弾となる18代目中村勘三郎襲名記念「野田版鼠(ねずみ)小僧」(作・演出野田秀樹)を関西独占公開中はじめ、記念式典が行われた20日、テープカットに参加した市川染五郎、宮沢りえが主演した「阿修羅城の瞳」(監督滝田洋二郎)はじめ、キアヌ・リーブスの「コンスタンティン」「マスク2」「インファナル・アフェアV・終極無間」「ふたりはプリキュア・マックスハート」や、「アビエイター」「コーラス」「ハイド・アンド・シーク/暗闇のかくれんぼ」「ナショナルトレジャー」「コックリさん」(15歳以下制限付き)「ビリジット・ジョーンズの日記」「シャル・ウイ・ダンス?)など上映中。
 さて、松竹は明治28年(1895年)、白井松次郎翁と大谷竹次郎翁の兄弟が京都「阪井座」の仕打ち(現在の興行主)として、歌舞伎興行を始めたのが創業の年となる。
 大正9年(1920)には松竹キネマをつくり、本格的に映画界へ参入した。以来、関西では京都の新京極は松竹にとって、大切な興行場となり、昭和20年〜30年代には全盛を迎える事になった。
 記念式典で、迫本淳一社長は「これから歌舞伎など日本の伝統文化は重要なものになる。松竹の映画・演劇部門を結集してやっていく」と決意のあいさつを述べている。
 会場に姿を見せた大谷信義副会長(前社長)は「シネマ歌舞伎は、映画でもない歌舞伎でもないもの。ぜひデジタル上映の臨場感をお楽しみ頂きたい」と述べた。
 会場には白井信彦取締役関西演劇担当や関係者が多数参加。
 宮沢りえは「映画の撮影で京都はよく来ます。休みにはぜひここで映画を見ます」と宣言≠オていた。
 問い合わせは電話075・254・3215へ。

発行所:大阪ジャーナル