平成17年8月1日号
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 太田房江知事は先月19日、定例記者会見を開き、欧州出張に関する報告をはじめ、三位一体の改革や「こころの再生」を考える有識者懇話会開催、また前半を大差で1位で折り返した阪神タイガースが優勝すれば御堂筋パレードを一昨年同様、実現させたいなど語った。以下はその要旨。


知事定例記者会見

   
欧州出張、バイオプロとサミット視察のため
      9月、府・大商共催のフォーラムに参加要請

  過ごしにくい日々が続いていますが何とか体力を温存して頑張りたいと思っています。
  まずは欧州に出張してまいりまして、その報告をしたいと思います。目的は二つありまして、バイオプロモーションと、それからグレンイーグルズ・サミットの視察という事でございましたけれども海外出張での動き、ロンドンで起きましたテロがちょうど行った時期に起こりまして、様々な事を考える事が出来ました。
  バイオプロモーションでは、行った場所は三つありまして、一つはロンドン郊外のケンブリッジ大学、イギリス北部のグラスゴー大学、それからドイツではミュンヘンの特定の企業を訪問させて頂きました。
  目的は、何と申しましても彩都を今、建設中でありますが、そこにインキュベーターを含めて、出来るだけ外国企業に進出して頂きたいという事なんですけれども、それと併せて、それを幅広い大きな波にするためにも、大学同士の交流、あるいはクラスター同士の交流を、行政が仲立ちする形で広げていきたいという思いで、これらの地域を訪れたわけであります。
 前の記者会見でも申し上げましたように、ケンブリッジは大変関心が高く、特に私は当面の目標として、9月に大阪で開催しますバイオ・パートナーリング・フォーラム、バイオ・パートナーリング・フォーラム2005 in Osaka を開催! これは大阪府と大商が実施する、企業と企業のマッチングのためのフォーラムでありますが、このバイオ・パートナーリング・フォーラムと、来年、日本で開催いたしますバイオ・ジャパン、これが大阪で開催になりますので、ここへの参加を要請いたしました。
  特にケンブリッジ周辺のバイオ企業、バイオベンチャーの方々は、9月に、今年のバイオ・ジャパンは横浜で開催されるのですが、その時に横浜から大阪に寄る、あるいは大阪に来て横浜に行くという方がほとんどだという事が判りまして、やはり日本のバイオの拠点はだんだん横浜と大阪になってきたな、という事を感じましたし、また、アジアの最大の拠点であるという事を、今回は強調してまいりましたが、それについての理解も徐々に深まっているなと思いました。
 海外の企業に来てもらうと、アジアの企業も出やすくなるということで、インキュベーターにも韓国やアメリカの企業が予定をされているんですけれども、そういった動きをより加速するためにも、ヨーロッパからの流れも作りたいと思っているところです。
  それで、グレンイーグルズ・サミットですが、これも日本では予想もしないような風景でした。とにかく周辺8キロで円を書くと、大体、梅田から本町、淀屋橋ぐらいまでだそうです。
 そこが全部野原でして、その真ん中にグレンイーグルズというゴルフ場があって、クラブハウスを兼ねている大きなホテルがあるわけですけれども、今申し上げた8キロを、お堀のようにフェンスで囲っているんです。かなりの幅のフェンスです。そのまた内側にももう一個フェンスがありまして、二重にフェンスで囲んで、真ん中にグレンイーグルズがあるという、日本で言うと、中世のお城の周りに堀が二つあるという感じです。
 そういうところでサミットが開催をされたわけです。普段は周りにいるのは、おそらく羊と馬だけというところに、20万人デモという事で世界中の人たちが様々な格好をして訪れていたのと、もちろん8人の首脳は見えませんでしたが、それから警官の方々が黄色い蛍光塗料のついた合羽のようなのを着て、沢山おられました。そういう日本では通常では見られない風景を目の辺りにしてまいりました。そして、エディンバラにあります、日本領事館で総領事さんにお話を伺いまして、警備を中心に様々なお話を聞いたんですが、まあ、何しろ警備に始まり警備に終わる、それが現在のG8であるというお話を聞いてきました。
 やはり正直言って、9・11のあの事件以降、G8に対する考え方と申しますか、運営という意味での考え方は、私は大きく変ってきているという事を前提に、関西サミットについても、考えなきゃいけないなと思った次第です。
 なお、グレンイーグルズ・サミットにかかった警備費と警備体制ですけれども、警備費としてかかったのが150億円、それから警備体制で、表に出ているだけでの警官の数が1万2000人、うちスコットランドからの動員が5000人で、ロンドン警視庁からの応援が7000人だそうです。
    (2面へ続く)

発行所:大阪ジャーナル